枕 狐 顔. 薄暗い地下牢の中 痩せ細った手首から繋がれた頑丈な鎖を外す ガシャン とその枷を地面に落としたところで 深く項垂れたソイツは ようやくこちらを見上げた 伏せた睫毛の下から覗く 鮮やかなガーネットの瞳 長年 兵器として扱われたソイツは まだ子供であり